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真夜中の読書会〜おしゃべりな図書室〜

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バタやん(KODANSHA) 251 エピソード 9月 8, 2026

夜眠りにつく前の“聴くだけ読書会”。講談社のバタやんこと川端里恵がおすすめの本や心に響くフレーズをご紹介します。毎週水曜日の夜に、リスナーの方のお悩みや気分のリクエストにおこたえして、本を1冊、勝手に貸し出しいたします。読んでも、読まなくても、”あしたが楽しみになる”読書の時間を共有する図書室です。Podcast累計400万再生。

エピソード

「ゾウを食べるには、ひと口ずつ」継続とリピートの美学
「ゾウを食べるには、ひと口ずつ」継続とリピートの美学 9月 8, 2026 00:19:53 自分の決めたルーティンをこなす毎日に、ふと「つまらないのかな?」と不安になるというお便りをご紹介します。 今夜ご紹介するのは、ブレット・リンゼイさん著、井上麻衣さん訳の『⁠100日後に英語がものになる 1日10分ネイティブ英語書き写し⁠』。1日1ページ、ただ書き写すだけ。パタンと180度心地よく開く製本の素晴らしさや、心にじんわり灯がともるような前向きな言葉たち。日々の中に「小さな楽しみ」として溶け込んでいくような一冊です。 大きな目標も日々の暮らしも、同じことを同じクオリティで繰り返していくことがいかに希少で大切か。役所広司さんのインタビューから思い起こされたこと。<今夜の勝手に貸出カード> ・ブレット・リンゼイさん著、井上麻衣さん訳『100日後に英語がものになる1日10分ネイティブ英語書き写し』(サンマーク出版)  https://amzn.to/46GVkH3  <配信内で触れた作品
今を一生懸命生きてるから、過去の心残りを悔やんでしまう
今を一生懸命生きてるから、過去の心残りを悔やんでしまう 8月 25, 2026 00:17:09 「他人と自分を比較して羨ましくなったり、過去の選択を後悔してクヨクヨしてしまう」というお便りをご紹介します。今夜ご紹介するのは、吉田修一さんの作家30周年記念作品『タイム・アフター・タイム』。 過去の甘酸っぱい思い出、大人になった現在の仕事のトラブルやままならない現実、そして主人公を取り巻く人々の抱える痛みや後悔までもが丁寧に描かれた超大作です。あの頃に戻れたら、自分にどう声をかけてあげるか。「正解だったかどうかわからなくても、その時はその時なりに頑張ってきた」。そうやって自分自身を労わり、過去の瞬間、瞬間を愛おしく思えるような読書の時間をお届けします。【お詫び】高良健吾さんは”たから”ではなく”こうら”けんごさんの間違いでした。大変失礼いたしました。お詫びして訂正いたします<今夜の勝手に貸出カード> ・吉田修一さん『タイム・アフター・タイム』(幻冬舎) https://www.gento
手札が出揃ってからが本番? 自分の物語の「停滞感」を受け入れた先に
手札が出揃ってからが本番? 自分の物語の「停滞感」を受け入れた先に 8月 18, 2026 00:21:32 「50歳を目前に、会社やプライベートで若い人に自分の席を譲ることが増え、やるせなさを感じる」というお便りをご紹介します。  今回ご紹介するのは、東畑開人さんの『ミドル・エイジ・ビギンズ』。すでに 出揃った自分の手札でどうゲームを続けていくかという尾崎世界観さんのお話や、人生を一直線ではなく横へズレながら進む鷲田清一さんの「あみだくじ理論」、そして角田光代さんとの対話に登場する「竜宮城」のような時間……。 席を譲ったり、後ろへボールをパスしたりして両手が空いたからこそ出会える、新しくて自由な人生の始まりについて、考えます。<今夜の勝手に貸出カード> ・東畑開人さん『ミドル・エイジ・ビギンズ』(角川書店) https://amzn.to/45sRX64 <こちらもおすすめ> ・東畑開人さん『ふつうの相談』(金剛出版) https://amzn.to/3UAkN1W ・東畑開人さん『カウンセリン
”十年に一度の傑作”は、一気読みを許さない。文章を味わう喜びに満ちていた
”十年に一度の傑作”は、一気読みを許さない。文章を味わう喜びに満ちていた 8月 11, 2026 00:16:41 今夜は旅のお供におすすめの、とっておきの文庫本を勝手に貸出いたします。ご紹介するのは、クリストフェル・カールソンさん著、棚橋志行さん訳の『暗殺の冬』(文春文庫)。 スウェーデンの田舎町を舞台に、30年前の未解決事件と家族の秘密を追う重厚な北欧ミステリーです。「北欧の小説は難解そう」「翻訳長編は敷居が高い……」という方にこそ手に取っていただきたい3つの理由や、犯罪学者でもある著者カールソンさんが描く「犯罪の真相究明のあとに続く人生と感情的な真実」についてお話しします。<今夜の勝手に貸出カード> ・クリストフェル・カールソンさん著、棚橋志行さん訳『暗殺の冬』(文春文庫) https://amzn.to/4fR3zpy ★文藝春秋さんのサイト(池上冬樹さんによるあとがき掲載ページ)はこちら https://books.bunshun.jp/articles/-/10934「真夜中の読書会」は毎週
気持ちを咄嗟に言葉にできない人へ。“ひとりでクリームまで塗らない”という伝え方
気持ちを咄嗟に言葉にできない人へ。“ひとりでクリームまで塗らない”という伝え方 7月 28, 2026 00:20:25 ▶︎今夜のお話:「思っていることを咄嗟に言葉にするのが苦手で、いざ言葉にすると、本当に言いたかった訳じゃないって気持ちが残る……」というお悩みのリスナーさんからのお便りをご紹介します。今夜の勝手に貸出カードは、元「チャットモンチー」のドラマーであり、現在は作家・作詞家として活躍されている高橋久美子さんの『いい音がする文章 あなたの感性が爆発する書き方』です。高橋さんがいい音がすると引用するのは、向田邦子さんのエッセイ。「自分の音」を知り、自分だけの音を奏でるにはーー?▶︎今夜の勝手に貸出カード ・高橋久美子さん『いい音がする文章 あなたの感性が爆発する書き方』(ダイヤモンド社)  https://amzn.to/4wor1A2 ▶︎こちらもおすすめ ・いしわたり淳治さんの『言葉にできない想いは本当にあるのか』② (朝日新聞出版) https://amzn.to/4fK6Y8q  ▶︎番組か
優秀さと有害さは両立する。職場のネガティブなムーブに飲まれないために
優秀さと有害さは両立する。職場のネガティブなムーブに飲まれないために 7月 21, 2026 00:26:52 ▶︎今夜のお話:「先輩に取り入り、同期には見下したような態度を取る後輩」との接し方に悩む、新人の教育係のリスナーさんからのお便りをご紹介します。「ブリリアント・ジャーク」=高い成果を上げる能力(Brilliant)を持ちながらも、高慢な態度や周囲への攻撃性(Jerk)によってチームの雰囲気を密かに悪化させる人物の正体を、心理学や組織論の知見から科学的に解き明かします。 『⁠ブリリアント・ジャーク:静かにチームを壊す人たち⁠』は、「優秀だけど一緒に働くと疲弊する人」を個人の性格の問題として片付けるのではなく、なぜその振る舞いが組織で許され、強化されてしまうのかという構造に目を向けさせてくれる一冊です。▶︎今夜の勝手に貸出カード ・『ブリリアント・ジャーク:静かにチームを壊す人たち』沢渡あまねさん、伊達洋駆さん(三笠書房) ▶︎こちらもおすすめ・『困った上司・やっかいな同僚 職場のストレスに負
リーガル・ミステリーの醍醐味は、判決か、新事実か、それとも?
リーガル・ミステリーの醍醐味は、判決か、新事実か、それとも? 7月 15, 2026 00:18:03 ▶︎今夜のお話:リスナーのはづきさんからいただいた「『朽ちないサクラ』をきっかけに柚月裕子さんの作品にハマりました。次のおすすめは?」というお便りをご紹介します。合わせて、まよどくの累計500万再生、そして累計リスナー100万人突破の嬉しいお祝いも。いつもこの図書室に集まってくださり、本当にありがとうございます。今夜の勝手に貸出カードは、柚月裕子さんの人気シリーズ「佐方貞人」の16年ぶりの長編となる最新刊『誓いの証言』です。大学時代の同期の弁護士から、不同意性交等罪の告訴の弁護依頼を受けた佐方貞人。無実を主張する彼を信じて調査を始めますが……。男性側の言い分に過剰な同情や擁護が集まってしまう「ヒムパシー」という無意識のバイアス。被害者である女性にどこか同情してしまう読者の気持ちの落とし所を、著者は一体どこへ連れていくのか――。▶︎今夜の勝手に貸出カード柚月裕子さん『誓いの証言』(KADOK
辻村深月『ファイア・ドーム』が突きつける、「悪意のない」軽薄さ
辻村深月『ファイア・ドーム』が突きつける、「悪意のない」軽薄さ 7月 7, 2026 00:21:00 EP.252▶︎今夜のお話: 辻村深月さんの『ファイア・ドーム』を読みました!/ ビッグマッチを終えたような心地よい疲労感 / 上下巻セットで買うべしな理由 / 地方都市という名のスノードームに舞い上がる「噂の火の粉」 / 音楽準備室の火事のニュースと重なって / 私たちは他人の人生を「物語」として消費したい / 辻村深月ファンにはたまらないベストアルバムのような満足感 / 文脈による「誤読と曲解」▶︎今夜の勝手に貸出カード ・辻村深月さん 著『ファイア・ドーム(上・下)』(小学館) https://amzn.to/44i3kx1 地方都市で、25年の時間をまたいで絡み合う3つの事件。社会派ミステリーとして真相解明を堪能しながら、自分の中にある野次馬的なエゴを静かに突きつけられる、ずっしりと濃厚な上下巻です。▶︎あわせて読みたい「地方の息苦しさと人間の多面性を描く」におすすめの本 ・辻村深
「まとまった時間」はやってこない。それでも難しい本を読み進める3つのコツ
「まとまった時間」はやってこない。それでも難しい本を読み進める3つのコツ 6月 30, 2026 00:23:02 EP.251▶︎今夜のお話: 「まとまった時間」という幻想/ カバンの中でリップが挟まる本たちの悲劇 / バタやん愛用の過保護なブックポーチとすりガラス風カバー / 読了だけが読書の価値ではない / 予備知識という名の「ストーリー」が脳に言葉を滑り込ませる / 読書とは、自分と本、人と人との間にある「文脈(コンテキスト)」をやり取りする時間 ▶︎今夜の勝手に貸出カード・山口周さん著『コンテキスト・リーダーシップ 「最高の上司」と「最悪の上司」は文脈で決まる』(光文社新書) https://amzn.to/4wmldH6 「良かれと思って仕事を任せたら、丸投げされたと部下に陰口を言われた」……そんな人間関係やマネジメントの“受け止めのズレ”を解き明かす一冊。同じ行為でも、受け手の文脈(コンテキスト)次第で意味はガラリと変わる。人を動かす立場にある人はもちろん、職場の人間関係に少し疲れてしまっ
平気な顔をしなくてもいい。はじめてのことだから
平気な顔をしなくてもいい。はじめてのことだから 6月 17, 2026 00:23:32 EP.250▶︎今夜のお話: 発売直後のテレパシー的リクエスト / なぜか泣いてしまう/学校の体育館の匂い / 自分の記憶が物語としてほどけていく感覚 / 「強くてやさしい」エッセイの書き手としての矜持 / 勝手に髪を切られた日の、上司の言葉 / 「平気な顔」をしなくていい、初めての年齢を生きる私たち▶︎今夜の勝手に貸出カード ・中前結花さん著『ドロップぽろぽろ』(講談社) https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000425125 幻のZINEがベースとなった、著者3作目となるエッセイ集です。嬉しいとき、悔しいとき、わけもなく溢れてしまった涙の記憶を、ぽろぽろと拾い上げた全15篇。大人になってもすぐに泣いてしまう人にも、涙をずっと我慢している人にも。読むとじんわりと温かくなるお守りのような一冊です。▶︎あわせて読みたい「心の扉をひらくエッセイ」
波に乗れるシリーズと乗れないシリーズ、その差はどこにある?
波に乗れるシリーズと乗れないシリーズ、その差はどこにある? 6月 9, 2026 00:20:09 EP.249▶︎今夜のお話: 海外ミステリーという「大縄跳び」に飛び込めない不安 / 主人公のテンションや文体で決まる「波」の捉え方 / 期待値を引き上げる、どんでん返しの魔術師 / 人間ドックの待ち時間、スマホを置いて開く文庫本 / 1990年代末のアナログな鑑識捜査と、映画『ボーン・コレクター』のアンジーの魅力 / 携帯電話のない時代だからこそ成立する『古畑任三郎』のエレガンス▶︎今夜の勝手に貸出カード ・ジェフリー・ディーヴァー著 / 池田真紀子訳『サプライズ・エンディングス 罠』(文春文庫)・ジェフリー・ディーヴァー著 / 池田真紀子訳『サプライズ・エンディングス 嘘』(文春文庫)アメリカのミステリー界が誇るどんでん返しの魔術師、ジェフリー・ディーヴァーさんによる、オンライン発表の短編群を日本独自に編纂した中短編集です。ライムやショウといったお馴染みのヒーローが登場する作品も含め、
我慢しろと言われたわけじゃないのに。「自分を生きる」のはどうしてこんなに難しいの
我慢しろと言われたわけじゃないのに。「自分を生きる」のはどうしてこんなに難しいの 5月 19, 2026 00:35:30 EP.248▶︎今夜のお話: ステップファミリーの「アウェイ」な奮闘 / 都会から漁師町へ、自分だけが外側にいる孤独 / 夫との冷え切った関係と、叶わない夢 /「家族のケア」に滲む感情のグラデーション / 家父長制的な構造に削り取られる「私」の意志 / 完璧なベビーシッターが見せた意外な素顔 / 一穂ミチ『恋とか愛とかやさしさなら』と韓国文学▶︎今夜の勝手に貸出カード ・キム・ユダムさん著 / 小山内 園子さん 訳『ケアする心』(白水社)https://www.hakusuisha.co.jp/book/b672576.html1983年韓国・釜山生まれ。2016年にデビューした実力派作家キム・ユダム氏による、育児、介護、家事労働など、家族や他者を「ケア」することに明け暮れる女性たちの姿を描いた10篇の短編集です。▶︎あわせて読みたい「家族や夫婦」に関するおすすめの本・一穂ミチさん『恋とか

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