
高島宗一郎のもちのロン
福岡市長を務めた高島宗一郎が、政治・行政の現場で得た経験や教訓をもとに、仕事や人間関係、日々の暮らしに役立つヒントを語る番組です。起業家の白石憲正が素朴な疑問を投げかけ、「どうやって人を動かすのか」「意見が違う相手とどう向き合うか」「大きな決断のときに何を大切にするか」といったテーマを掘り下げていきます。政治に詳しくない人でも気軽に聴ける内容で、通勤中や家事の合間に楽しめる構成になっています。
エピソード

選挙版ファーストテイク!高島宗一郎がその魅力を徹底解説
司会者なし・候補者2人・90分ノーカット。福岡市長選でその対談を仕掛けたTeacher Teacherの福田遼さんと秋山仁志さんを初ゲストに迎え、実力差も人間性も丸裸になったと語る企画の裏側を聞きました。https://www.youtube.com/@nocutfukuoka福岡市長選の立候補予定者を2人ずつ呼び、司会者を立てずに90分ノーカットで対談させる「ノーカット福岡市長選」。企画したのは福岡市のソーシャルスタートアップ、株式会社Teacher Teacher の共同代表・福田遼さんと秋山仁志さんです。複数の立候補予定者から「応援してほしい」と頼まれたとき、特定の誰かの力になることへの違和感から、3週間前に候補者同士が対談する番組を作ろうと動き出した経緯が語られます。ルールは、お互いに聞きたいことを3つ紙に書き、机の上に裏返した6枚から1枚ずつ引いて話すだけ。秋山さんが最初に考えた

国会議員出馬予定から福岡市長選挙に出馬となった経緯を包み隠さず答える #008
35歳で福岡市長選へ。国会議員を目指していた高島宗一郎が「国会議員になるよりも首長・市長になった方が早いんじゃないか」と決めた2010年夏の経緯を、祖父の初盆と市議・石村一明さんの訪問から振り返ります。話は高校1年の湾岸戦争から始まります。アントニオ猪木さんの人質解放をきっかけに中東へ関心を持ち、学生時代はイスラエル・パレスチナ・エジプトの学生と、メディアを通さず直接話す活動をしていたそうです。「正義の反対は悪ではなく、もう一つの正義」という言葉で価値観が変わり、同時に「日本を良くしたい」という思いが強くなっていきます。その手段として当時思い描いていたのは、国会議員でした。選挙に強くなるには、顔とパーソナリティを知ってもらうしかない。そう考えてアナウンサー受験を決めたのは大学3年の夏休みギリギリで、父に相談したら大反対だったといいます。当時の倍率はキー局で3000人に1人や2人という世界。

高島市長のクリアに透き通った声質の正体とその方法 #007
声は生まれつきではなく、練習で変えられる——元アナウンサーの福岡市長・高島宗一郎さんが、放送局時代から毎日続けてきた発声練習の中身を語ります。後半では、仕事の場でそのまま使える3つのポイントまで具体的に話しています。「あの人はもともと声がいいから」で片づけられがちな声の話。でも高島さんは、中学・高校の頃は今とは全然違う声だったと言います。放送局に入ってからは、分厚い扉を閉めた無音のスタジオで、休日も含めて毎日発声練習を続けてきたそうです。体のストレッチから始めて顎を緩め、喉を温めながら声帯の振動をコントロールし、最後に倍音でツヤをつける——その一日のルーティンを、順を追って説明してもらいました。中心にあるのは「息から音への変換率」という考え方です。変換率を下げると丸くて柔らかい音になり、上げると遠くまで届く硬い音になる。その場で声を切り替えて聴かせてもらいながら、お坊さんの読経、山手線の車

九州の市長さんたちが高島市長退任に泣いた日の秘話 #006
市長として最後の九州市長会(九州・沖縄の119市が年2回集まる会)に出席した高島市長が、実質的な送別会になった席のことを話します。土木職か建築職のどちらかがゼロの自治体が全国で4割という現場の現実、そして「降りる」という選択が実は攻めだったと、一周回って思えている今について。収録の前日、高島市長は九州市長会に市長として最後の出席をしました。九州・沖縄の119市の市長が年2回集まり、各県の市長会からの要望を取りまとめて全国市長会に上げていく場です。ただ、原案に「ご異議ありませんか」と問い、異議なしで拍手するだけの採決を延々と繰り返すのは、全市長が地元を離れて一堂に集まっているのにもったいない。そう考えて立ち上げたのが「ONE KYUSHUプロジェクト」です。北九州市の武内市長、熊本市の大西市長とともに発起人になり、92市でスタートして今は119市すべてが参加しています。災害対応、人口減少、少

現時点後継指名なし"現時点"の意味を語る #005
福岡市長選に、現時点で13人。「後継指名は現時点では予定なし」と語る高島市長が、票はどう動くのかを自身の選挙経験から話します。いいね数やショート動画では測れない、見えないところでの地道な活動の話です。福岡市長選挙の立候補者は現時点で13人。トップでも得票率が25%に届かなければ再選挙になる「25%の壁」があり、告示が正月のど真ん中になる可能性も出ています。市長が不在の間は筆頭副市長が職務代理者として対応する。話は、こうした行政側の備えから始まります。高島市長は自身の選挙を振り返り、「選挙期間中のSNSの書き込みはライバル候補の話と私をディスる話ばかり」と言います。それでも毎回得票を伸ばしてきたのは、票につながるところに力を配ってきたからだと話します。知ってもらうことと、票を入れてもらうことの間には「大きな川」が流れている。外に出て握手をし、生の声と熱意を伝えた相手は、その一票だけでなく、口

高島市長のAI活用法は音声会話に秘訣あり。AI活用法実験ラジオとのコラボ収録。 #004
アヒルちゃんの夢verhttps://19741101.com/ahiru-chan福岡市長の高島宗一郎が、市長選への不出馬を表明した会見の前、AIに何度も言葉選びを相談していたと明かします。思いが強いことほど、人に伝えるのは難しい――その言葉をどう選んだのかを聞く回です。「AIを活用しましょう」と呼びかけている高島市長自身も、ClaudeやChatGPT、Geminiを検索や一問一答くらいしか使えていない、と正直に打ち明けます。スキルやエージェント、プロジェクトといった機能はまだ手つかず。それでも生産性が上がることは分かっているので、使い始めるきっかけがほしい――そんな本音から始まります。中盤は、画面を見ながらの実演です。白石憲正がAIで24時間以内に作った高島市長の公認ファンサイト、絵本『アヒルちゃんの夢』をもとにした子ども向けサイト、そしてAIと相談しながら作ったゲストハウス「中今」

挑戦の反対は失敗ではない。挑戦しないこと。挑戦したくなる仕組みづくりを心がけた。 #003
「期待値は下げろ」と言ってきた福岡市長が、スタートアップだけは真逆に振り切っていた。9月25日に博多区のレイヤードが東京証券取引所スタンダードに上場したこの回で、その矛盾に本人が収録中に気づきます。番組名も「もちのロン」とあえてダサくして期待値をコントロールする——第1回でそう話していた高島宗一郎市長に、「福岡グロースネクストはかっこよくないですか」と指摘が入ります。「今すごく私が言っていることに対するバグを見つけられたような気がする」「確かにスタートアップについては真逆のことやってました」。収録中に本人が自覚するこの場面から、本編が始まります。では、なぜスタートアップだけ真逆にしたのか。市役所には以前から創業支援課という窓口がありましたが、そこをいきなり訪ねて質問できるのは「よっぽどそもそもできる人」。リスクを取ってチャレンジすることをムーブメントにしたかったので、敷居を下げるために、あ

「自分でやった方が早い」をやめたら、組織が動き出した #002
福岡市長になって間もない頃、高島宗一郎は課長を呼んで「箸の上げ下げまで指示する」ようなマイクロマネジメントをしていたと言います。167万人の市民と1万9千人の職員を動かすために手放したもの、そして一人一花運動で想像もしなかった提案が生まれた理由を話しました。第1回を公開したあと、リスナーさんから「ジングルを作らせてください」と手作りのジングルが届きました。高島さんがKBCに勤めていた頃のラジオ番組の話、そして深夜番組で平井堅さんとゴーカート3本勝負をして勝ち、ジングルを2パターン作ってもらった話。そこから、この回は「参加型でものを作る」という本題に入っていきます。著書『福岡市の問題解決』には、高島さんが課長を呼んで箸の上げ下げまで細かく指示していた時期のことが書かれています。仕上がりは思い通りになる一方で、組織は徐々に思考停止になり、「市長がこう言ったから」で議論が終わるようになっていった

「あえてダサい名前」=勝利の方程式!高島宗一郎が語る、仕事と人間関係に効く期待値コントロール|2人が番組を始めた理由:#001
福岡市の「一人一花」「天神ビッグバン」――福岡市長・高島宗一郎が、プロジェクト名をあえてダサく付けている理由を話しました。狙いは期待値コントロール。番組名「もちのロン」も同じ発想で決まっています。情報が多すぎる今、かっこいい名前はスルッと流れて記憶に残らない。福岡市長を16年務める高島宗一郎は、市の施策に名前を付けるとき、あえて「ちょっとダサい」語感を選んでいる理由を明かします。「一人一花運動」は字余りで、どこかの生徒会の朝の挨拶運動のよう。けれど意味はすぐ分かり、引っかかって印象に残り、泥臭いぶん参加する側も肩の力を抜いて入ってこられる、という考え方です。この回では、その発想を新刊『福岡市の問題解決』の90ページ「天神ビッグバンも一人一花も、本職のコピーライターならもっとスマートに名付けられるかもしれません。けれど、あえてそうしないのです」という一節から読み解いていきます。番組名「高島宗











