ホーム ポッドキャスト 敗者のつぶやき
敗者のつぶやき

敗者のつぶやき

敗者のつぶやき 80 エピソード 8月 22, 2026

人文学とビジネスの交点を探るポッドキャスト。現代社会で求められる創造性について、直感的なアイデアやロジカルな問題解決ではなく、社会をよく観察し、既存の意味のシステムからこぼれ落ちた「敗者」に注目することで価値転換を試みる。京都大学経営管理大学院の山内裕教授と佐藤那央特定講師が、人文学的視座から事例を読み解きながら、次の時代をつくるアイデアのヒントを探る。

エピソード

#81 26年度前期の振り返り
#81 26年度前期の振り返り 8月 22, 2026 00:42:33 今回は、今年度から新たに実施している「イノベーション基礎プログラム」や、2026年度前期の学部ゼミの発表を振り返りながら、近年の文化の変化について議論しました。▶Topicsイノベーション基礎プログラム / スーパーマケットの価値転換 / 牛乳パックのチーズケーキ / 精肉のディスプレイ / 学部ゼミの発表 / テレビ番組の価値転換 / 熱血・単純さ・素直さ ▶Referencesイノベーション基礎プログラムhttps://assemblage.kyoto/innovation-basic/
#80 不気味なもの
#80 不気味なもの 8月 8, 2026 00:58:42 今回は、「不気味なもの」をキーワードに、フロイトやハイデガーの議論を手がかりにしながら、身近なものが異質に見えることと芸術作品との関係について議論しました。▶Topicsフロイト/ 身近なものが異質に見える / 柄谷行人 / トランスクリティーク / 写真に撮られた自分の不気味さ / パララックス / 自分の中にある最小の差異 / スラヴォイ・ジジェク / 不気味の谷 / unheimlich / ハイデガー / 芸術作品は不気味なもの /「世界」と「大地」 / ゴッホの《靴》/ アレテイア(aletheia) ▶Referencesハイデガー, M. (2008). 芸術作品の根源 (関口浩訳). 平凡社.https://www.heibonsha.co.jp/book/b159895.html
#79 2024年以降の社会の変化
#79 2024年以降の社会の変化 7月 25, 2026 01:06:32 AI時代のデザインを考えるうえで、時代の転換点である2024年前後の文化を捉える視点が重要になります。今回は具体的な事象を分析し、次の時代のデザインへの示唆を議論しました。▶TopicsTim Brown / 2004年・2024年の社会の転換 / SNSの変化=SocialからMediaへ / ブラックライブズマター / AI / コロナ / バーチャルから現実へ / 重みのあるもの・生々しさへの回帰 / 人文学の回帰 /伝統・宗教 / 整形 / 革ジャン / 純粋さ / ディストピア/ ギャンブル / Appleのデザイン / 佐藤可士和 / 潔い切断
#78 Manosphere
#78 Manosphere 7月 11, 2026 01:02:35 英語圏で注目されている、男性性を強調する「Manosphere (マノスフィア)」を起点に、2010年代の文化の問題、そして2024年以降の文化の過剰さとその背景を議論しました。▶︎Topicsインセル / システムへの逃避 / レッドピル / トランプサポーター/ Toxic Masculinity / アイデンティティ政治 / フェミニズム / SNSの過激化 / インフルエンサー / 抑制への反動 / ポリティカリーコレクトネス / Wokism / キャンセルカルチャー / 美しい魂 / 陰謀論 / ルッキズム / リスク回避文化 ▶︎Referencesルイ・セロー: "マノスフィア"の深層にあるもの (Louis Theroux: Inside the Manosphere) Netflix. https://www.netflix.com/title/81
#77 割り切れないこと
#77 割り切れないこと 6月 27, 2026 00:56:09 2010年代のTwitterに代表される「言い切る」文化が揺らぎ始め、「割り切れなさ」が強調されつつあります。その背景にある主体-客体構造の限界を踏まえ、システムから溢れた自己の敗者性に意識的になるという現代文化の可能性を議論しました。▶︎Topics言い切る男 / ネガティブ・ケイパビリティ / 主体-客体の限界 / 認識論から存在論へ / プロレタリアート / György Lukács (ルカーチ・ジェルジュ) / 物象化 / 社会の普遍性としての敗者 / Blackness / Opacity(不透明性) / Fugitivity(システムからの逃避) / サイレント・アイヌ▶︎Referencesルカーチ, G. (1923=1991)『歴史と階級意識』(城塚登 & 古田光訳). 白水社.https://books.rakuten.co.jp/rb/995455/?sci
#76 デザイン思考 前史と後史
#76 デザイン思考 前史と後史 6月 13, 2026 01:13:48 今回は26年5月に開催したイベント「Tim Brownと考えるデザイン思考 前史と後史」を振り返りながら、デザイン思考が生まれるまでの歴史、これからのデザインの可能性について議論しました。▶Topics「デザイン思考」のデザイン / 産業革命とアーツ・アンド・クラフツ運動 / モダンデザイン/ バウハウス / 1851年ロンドン万博 / IDEOができるまで / インタラクションデザイン / プロトタイピング / カウンターカルチャー / ビジネスのデザイン/ 新たなデザインが生まれる前夜▶ReferencesTim Brownと考えるデザイン思考 前史と後史: AI時代のデザインと経営を考えるためにhttps://assemblage.kyoto/timbrown2026/
#75 ハイチ革命
#75 ハイチ革命 5月 30, 2026 01:01:07 理念に基づく時代の切断という点から、革命を議論しています。その中でも重要なハイチ革命について、フランス革命や近代の幕開けに与えた影響を議論しました。▶︎Topics三角貿易 / 奴隷制 / サン=ドマング (Saint-Domingue) / トゥサン・ルーヴェルチュール(Toussaint Louverture)/ ムラート/ クレオール / ナポレオン / 革命の成功と代償▶︎ReferencesJames, C. L. R. (1989). The Black Jacobins: Toussaint L'Ouverture and the San Domingo Revolution (2nd ed.). Vintage Books.https://product.rakuten.co.jp/product/-/6a982d718c6cd7fe83441d4cb5883aef
#74 ブランディング
#74 ブランディング 5月 16, 2026 01:01:24 製品や人物がいかにして「ブランド」になるかは、ブランディングの議論において十分に語られていません。今回は貨幣やコカ・コーラなどを例に、事物が記号化され、消費者を惹きつける社会的・精神的な背景を議論しました。▶︎Topics象徴 / 商品の物神性(Commodity fetishism) / フェチ / 超越性 / 記号化・抽象化 / 同語反復 / 対象A / 空想の中の歪み / 近代と神秘性の抑圧▶︎Referencesスラヴォイ・ジジェク (2025).『イデオロギーの崇高な対象』(鈴木晶訳).河出書房新社.https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309468174/
#73 ラスタファーライ
#73 ラスタファーライ 5月 2, 2026 01:03:00 黒人研究学会代表の神本先生をお迎えし、ジャマイカ発祥の信仰「ラスタファーライ」について、ライフスタイルや音楽(レゲエ)などの実践や社会的背景を起点に深掘りました。既存システムへの抵抗という側面も踏まえ、自分事としてのブラックスタディーズへの示唆を考えました。▶Topicsジャマイカ / エチオピア / キリスト教 / ザイオン(理想郷) / バビロン(抑圧)への抵抗 / 1970年代 / ルーツレゲエ, ダンスホール / ボブ・マーリー / マルチグラフィティング (接木とルーツ) / 個人の中のブラックネス▶References神本秀爾. (2025). ラスタファーライ入門: ジャマイカと日本で人類学しながら考えたこと. 集広舎. https://shukousha.com/information/publishing/11904/▶Guest久留米大学文学部教授・黒人研究学会代表 神
#72 過去への革命(ベンヤミン)
#72 過去への革命(ベンヤミン) 4月 18, 2026 01:06:26 さまざまな学者たちによって議論されてきた「革命」の概念。今回は、ヴァルター・ベンヤミンの「革命」の議論を手がかりに、イノベーションに繋がるヒントを探ります。▶︎Topics革命(revolution)/近代の革命/自然発生的な革命・革命家が起こす革命/過去へのタイガージャンプ/被抑圧者の救済/歴史哲学テーゼ▶︎References今村仁司. (2000)『ベンヤミン「歴史哲学テーゼ」精読』岩波書店. https://www.iwanami.co.jp/book/b255662.html
#71 高市旋風とImmediacy
#71 高市旋風とImmediacy 4月 4, 2026 01:03:41 高市旋風の現代性を、Immediacy(即時性・直接性)の観点から分析しました。テレビとImmediacyの関係についても議論しました。▶Topics 高市旋風 / Immediacy(即時性・直接性)/ 「裏がない・嘘をついていない」感 / Media (媒介物) / 2010年代,20年代のImmediacy / テレビとImmediacy / 作り込まれた世界 / ショート動画 / イッテQ▶ReferencesKornbluh, A. (2024). Immediacy, or the style of too late capitalism. Verso. https://books.rakuten.co.jp/rk/7eea014e745e38fdb8b4456688719095/?scid=we_mail_item_share▶Guests京都大学経営管理大学院(MBA) 安
#70 理念を示すデザイン
#70 理念を示すデザイン 3月 21, 2026 01:15:20 イベント「象徴をデザインする: 佐藤可士和の仕事を読み解く」を振り返りました。イマヌエル・カントとドゥルーズを中心に象徴の理論的背景を説明し、イノベーションの中で象徴を捉え直しました。▶︎Topics 理念 / 類比 / 自由 / 目的なき合目的性 / 離接的統合 / 革命・切断(césure) / 不可能な瞬間 / 空虚で純粋な形式 / ダブルダウン ▶ReferencesKyoto Creative Assemblage —Dialogue象徴をデザインする: 佐藤可士和の仕事を読み解くhttps://assemblage.kyoto/archives/post/dialogue-kashiwa-2025小田部 胤久(1995). 『象徴の美学』. 東京大学出版会.https://www.utp.or.jp/book/b299115.htmlジル・ドゥルーズ『差異と反復』(財津 理 訳

おすすめ